進物所



この地図は『平安京提要』「平安宮内裏復元図」を参考にして作りました。

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進物所(しんもつどころ)は「たまいところ」とも呼ばれ、平安京内裏の
南西、月華門の外南腋に置かれ、天皇の供膳のことをつかさどると
ころでした。当初は、供御(くご=天皇に供する物)の食事や皇后の
食事の調理をつかさどる内膳司(ないぜんし)の元に組み入れられて
いましたが、後には、蔵人所(くろうどどころ)の支配下に組み入れら
れたということです。

以下、玉井 力氏が進物所について平凡社CD−ROM版世界大百
科事典に書かれたものを中心にまとめてみます。

進物所が初めて史料に出てくるのは『弘仁式』で、『西宮記』によれ
ば、進物所の職員としては、別当・頭・預(あずかり)・執事・膳部が置
かれました。このうち、別当には近衛次将が、預には内膳奉膳が 
それぞれ就いたということです。また、ごくわずかながら『西宮記』に
は、進物所の職掌を規定した進物所例が残されているそうです。

進物所と類似した職掌をもつ所としては、他に、御厨子所(みずしど
ころ)もあります。

進物所が平安京内裏の南西に置かれていたのに対して、内膳司の
官舎は内裏の西北に、また、御厨子所は後涼殿の西庇に、それぞ
れ置かれていました。
                                             


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