平安宮内裏を歩く


このコーナーでは、『平安京提要』 角川書店, 総監修・角田文衞
の「平安宮内裏復元図」をもとに、平安宮内裏址を実際に歩き
ながら学んだことなどを ご紹介していきたいと思っています。


現在私たちが目にしている京都御所は、安政2年(1855年)に、
南北朝時代の里内裏であった土御門東洞院邸を拡張し、再興さ
れたものです。

毎年、春と秋に催される一般公開の機会などを利用して、現在の
京都御所を拝観させていただくことも もちろん大変有意義なの
ですが、平安時代の御所がどこにあったのか、源氏物語の舞台
となった あの淑景舎(桐壺)・飛香舎(藤壺)・弘徽殿などが、現
在で言うならば はたしてどこにあたるのかを、私は 長い間、知
りたくて知りたくてなりませんでした。

そして、そんな私の疑問に答えてくれたのが、 『平安京提要』の
平安宮内裏復元図」だったのです。

参考文献:『平安京提要』「平安宮内裏復元図」

                                            
現在、桐壺や藤壺や弘徽殿の址には民家が建ち並び、その址を
示す石碑や立て札などは なにもありません。
しかし、「平安宮内裏復元図」さえあれば、「まぎれもなく こここそ
が平安宮内裏の址だ!」という場所を 次々と特定していくことが
できるのです。

2001年の11月に、ラン2さんたちとご一緒して探偵してきた
安宮内裏オフ
で、私たちは まさに発見する楽しみを味わってき
ました。このページは、その時の感動を 少しでもみなさまにお伝
えすることができれば と思い、作ったものです。ぜひ みなさまも
お楽しみ下さいますように・・・!

なお、この地図をプリントアウトして、ご自分でも平安宮内裏を歩い
てみようと思われた方に、お願いしたいことがあります。

これからご紹介する場所は、観光地などではなく、ごく普通の民家
が立て込んでいる地区です。くれぐれも 住民の方のご迷惑になら
ないよう、その点へのご配慮を よろしくお願い申し上げます。

それでは、私たちが歩いた順に ご紹介いたしましょう。

01 承香殿 02 仁寿殿 03 紫宸殿 04 清涼殿
05 校書殿 06 弓場殿 07 後涼殿 08 蔵人所町屋
09 飛香舎 10 弘徽殿 11 常寧殿 12 凝華舎
13 襲芳舎 14 登華殿 15 貞観殿 16 宣耀殿
17 淑景舎 18 淑景北舎 19 麗景殿 20 昭陽舎
21 昭陽北舎 22 綾綺殿 23 温明殿 24 宜陽殿
25 春興殿 26 安福殿 27 進物所 28 作物所


このページをはじめてご覧になる方には、明さんが書かれた
2002年11月4日源氏の部屋オフレポートを まずはご覧に
なることをお勧めいたします。


このコーナーを作るにあたっての参考資料

●『平安京提要』 角川書店, 総監修・角田文衞
●『大内裏図考証』「故実叢書」明治図書
●『源氏物語図典』小学館,秋山虔・小町谷照彦 編
●『平安貴族の環境』平安時代の文学と生活 至文堂,山中裕・鈴木一雄編
●平凡社CD−ROM版世界大百科事典
●『源氏物語手鏡』新潮選書,清水好子・森一郎・山本利達
●『國文学』 10月臨時増刊号 「後宮のすべて」 学燈社

●ラン2さんのサイト平安京探偵団
●上田英代さんのサイト古典総合研究所
●渋谷栄一さんのサイトGENJI-MONOGATARI
●バージニア大学・ピッツバーグ大学日本語テキストイニシアティブ
●九州大学所蔵枕草子データベース枕草子


[源氏の部屋]

おまけのコーナー(笑)ポータブル石碑用袋