| 先日、国文コ−ナ−に立ち寄りましたところ、上記タイトルの本を見つけました。 (秋山虔・小町谷照彦 編 須貝稔 作図 小学館) はじめは、「わ〜っ、きれいな写真がいっぱい載ってる! おっ、この復元模型、めちゃく ちゃ わかりやすい!」と思いながらページをめくっておりました。 そうしたら そのうち、「調度」について 説明してあるぺージがあったのですが(p44-45)、 見開きで 上に源氏物語絵巻(宿木一)がドーンとカラーで載せてあり、その左下には 縮小された同じ絵が こちらは白黒で載せてありました。 (本当はここに その画像を載せたかったのですが、小学館のサイトで確認したところ、 著作権の関係で やはり違法行為だとわかりましたので、あきらめることにしました。) |
この「宿木一」の絵には さまざまな調度類が描かれているのですが、その白黒のほうの 絵の中に描かれた調度類には それぞれ1〜13までの番号がつけられて、「ほら ここに こんな調度類がありますよ!」っていうことが 一目でわかるように示されているんです。 その上で、次のぺージからは それぞれの調度についての さらに詳しい解説が 図版入り でありました。しかも、泣かせてくれるのは、それらの調度類が『源氏物語』の何々の巻 で こんなふうに使われていた っていうことまで ちゃ〜んと書いてくれてあることなん です。 この「調度」のところで、「これは すご〜い!」と思ったもので、すぐにお値段を見てみたの です。(^^ゞ そしたら\3,570(税込み)だったので、「う〜ん、欲しいけど どうしようб(^〜^;)」と悩みながら さらに先を見ていきますと、「乗物」の牛車の説明が これまた よかったんです。 実は 今年は丑年ということで、昨年末、年賀状を作るときに、「今年の賀状には 牛車を 描こう」と思い立ち、参考にできるような本を いろいろ探したのでした。で、そういうことが あったものですから、牛車には ちょっと関心があったのですが、この『源氏物語図典』は、 これまでに見た どの本よりも詳しくて「これは いいぞ!」と思ったのです。 でも、何と言っても圧巻は「衣服」と「色・文様」のコーナーでした。とにかく むちゃくちゃ わかりやすくて しかも本格的なんです。うん、自分で言って 気に入りました、このフレー ズ。要するに この本は 本当に「わかりやすくて 本格的」なんです。 というわけで、源氏物語の世界をさらに楽しむために……ということで、何か1冊だけ紹介 してほしいと言われたら、私なら この『源氏物語図典』をまずはお薦めしたいと思います。 原文を読んでいて 知らない名詞に出会った時には、真っ先にこの本を手に取ることが 今では私の習慣となっています。(^o^) |