『源氏物語図典』

nifty:FBUNGAKU/MES/12/02480(97年6月25日)に加筆



先日、国文コ−ナ−に立ち寄りましたところ、上記タイトルの本を見つけました。
(秋山虔・小町谷照彦 編 須貝稔 作図 小学館)

はじめは、「わ〜っ、きれいな写真がいっぱい載ってる! おっ、この復元模型、めちゃく
ちゃ わかりやすい!」と思いながらページをめくっておりました。

そうしたら そのうち、「調度」について 説明してあるぺージがあったのですが(p44-45)、
見開きで 上に源氏物語絵巻(宿木一)がドーンとカラーで載せてあり、その左下には 
縮小された同じ絵が こちらは白黒で載せてありました。

(本当はここに その画像を載せたかったのですが、小学館のサイトで確認したところ、
著作権の関係で やはり違法行為だとわかりましたので、あきらめることにしました。)

この「宿木一」の絵には さまざまな調度類が描かれているのですが、その白黒のほうの
絵の中に描かれた調度類には それぞれ1〜13までの番号がつけられて、「ほら ここに
こんな調度類がありますよ!」っていうことが 一目でわかるように示されているんです。

その上で、次のぺージからは それぞれの調度についての さらに詳しい解説が 図版入り
でありました。しかも、泣かせてくれるのは、それらの調度類が『源氏物語』の何々の巻
で こんなふうに使われていた っていうことまで ちゃ〜んと書いてくれてある
ことなん
です。

この「調度」のところで、「これは すご〜い!」と思ったもので、すぐにお値段を見てみたの
です。(^^ゞ

そしたら\3,570(税込み)だったので、「う〜ん、欲しいけど どうしようб(^〜^;)」と悩みながら
さらに先を見ていきますと、「乗物」の牛車の説明が これまた よかったんです。

実は 今年は丑年ということで、昨年末、年賀状を作るときに、「今年の賀状には 牛車を
描こう」と思い立ち、参考にできるような本を いろいろ探したのでした。で、そういうことが
あったものですから、牛車には ちょっと関心があったのですが、この『源氏物語図典』は、
これまでに見た どの本よりも詳しくて「これは いいぞ!」と思ったのです。

でも、何と言っても圧巻は「衣服」と「色・文様」のコーナーでした。とにかく むちゃくちゃ
わかりやすくて しかも本格的なんです。うん、自分で言って 気に入りました、このフレー
ズ。要するに この本は 本当に「わかりやすくて 本格的」なんです。


というわけで、源氏物語の世界をさらに楽しむために……ということで、何か1冊だけ紹介
してほしいと言われたら、私なら この『源氏物語図典』をまずはお薦めしたいと思います。

原文を読んでいて 知らない名詞に出会った時には、真っ先にこの本を手に取ることが 
今では私の習慣となっています。(^o^)

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